ボイラー・圧力容器とは
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普通第一種圧力容器について
ボイラーについて
各種圧力容器装置例
簡単に言うと、容器内部に圧力を保有する容器のことです。
労働安全衛生法においては、圧力容器を第一種圧力容器と第二種圧力容器に分
けています。
@第一種圧力容器とは大気圧における沸点を超える温度の液体を保有する容器。
A第二種圧力容器とは気体を保有する容器。  
ボイラーでは蒸気や温水を他に供給するのに対して、圧力容器は他か
ら蒸気等を受け入れ、あるいは自ら蒸気を発生して内容部の加熱、反応
などの工程を行ったり、または高温圧力の流体を蓄積したりします。
消毒器、殺菌器、熱交換器、蒸煮器、蒸留器、オートクレーブなどに利用
されています。

加熱管形熱交換器の例

丸ボイラーの例

「ボイラー」とはどういうものなのでしょうか。
大気圧を超える蒸気や圧力を有する温水を作って他に供給する装置です。
すなわち3つの要件から成っています。
@火気、高温ガス又は電気を熱源とするもの。 
A水又は熱媒を加熱して蒸気又は温水を作る装置であること。 
B蒸気又は温水を他に供給する装置であること。
ボイラーの種類には丸ボイラー、水管ボイラー、鋳鉄製ボイラーなどがあり、
それぞれ特徴があります。
なお、ボイラー及び圧力容器安全規則においては、規模等(伝熱面積、
圧力など)の違いにより「ボイラー」「小型ボイラー」として区別され、また
小型ボイラーよりもさらに規模が小さい「簡易ボイラー」と呼ばれるものを
定めています。
では、その温水、蒸気をどのように利用しているかというと、例えば身近
なものではお風呂の給湯用のボイラー、さらに、産業用として蒸留、加熱
滅菌などを行う機械の熱源としてのボイラーなどがあります。